【家族みんなが審査員!食からもインスピレーション『木梨憲武展』明日26日からスタート】
絵具をケチャップのようにといていく。
いやケチャップを入れてみたり…etc
そんなことを目の前で話しているのは、木梨憲武(きなし のりたけ)さん。
とんねるずとして、色々な番組で幼いころから拝見していた。そうあの、ノリさんだ!!
明日、1月26日(日)から福岡アジア美術館ではじまる
『木梨憲武展 Timing-瞬間の光-』で
木梨憲武さんへの取材に特別に行かせていただいた📸
カラフルで力強くも可愛らしい絵。
元気なビタミンカラーなど使ったポップな作品。
引き込まれるような、魅惑的な抽象画
と思えば、ペンで書いた繊細な線画のようなタッチ。
俯瞰(ふかん)からも真横からも立体的にたのしめる作品
身近なものでいうと、
お菓子などのパッケージや
段ボールで作った不思議かわいいキャラクターがずらり。
あ、福岡の文字も!
など、
さまざまな手法を使って、異なるタッチの作品が並んでいて飽きさせない。
まるで、インテリアによってテンションやトーンの違うショールームの中を歩くように、冒険するように楽しい。✨
木梨さん自身も
まさにアトラクションのようだと語られていた。
そんな木梨さんの作品インスピレーションはひょんなことから。
予約もしていない飲食店へ
12人で利用したくお邪魔したときにお店の人が、わざわざ空けてくれた喜びだったり…
木梨さんが心でとらえる瞬間は
目に見えない心の中の喜びやあたたかさを表現しているものが多いように感じた。
そんな絵をキャンバスに描くのに必要な塗料とも真意に向き合う。
例えば、絵具をケチャップのようにといていく。
ホットドッグ🌭の上にのせるケチャップや辛子(マスタード)みたいな太さにしたい…だけども通常の絵具だと重い。
水にといてみたり、ケチャップでといてみたり?考える質感に近づけるためにチャレンジするものの
描いていてだめだったら上から全部白や黒に塗る。
そして
最終的にこの絵はどうかなと、奥様の成美さんにみてもらう。そして子どもたちにも。
木梨家のみんなが審査員だ。
作品を作ることが家族との思い出になっているなんて素晴らしい。
木梨さんちをイメージするだけですでに楽しそう。
〝おうち〟をテーマに作られている作品ブースも印象深かった。
なぜ、おうち?
木梨さんは言う。
おっさんだったけど小さいころがあった。
こんな基地がほしい、こんな部屋にすみたい。
オトナになってもそんな風に
キャンプとか近いことをしてる。
キャンプで使うキッチンが運べる喜びだったり、キャンピングカーだったり
海に住みたい、山に住みたい
図工の延長のようにそれらを表現していく。
木梨さんの心のディティール。
聞いている取材陣も共感。
こどもごころながらに感じた
ワクワクドキドキした瞬間を思い出させてくれた。
抱きしめて手放したくない、あのときの
あたたかい瞬間に触れるように
木梨さん手がける瞬間の光を
楽しむのであった。
【木梨憲武展 Timing-瞬間の光-】
◼︎2020年1月26日-3月1日
◼︎福岡アジア美術館
リバレインセンタービル7階 ▶︎地下鉄中洲川端駅すぐ。
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