福岡は九州の繁華街。
食においても、観光の面においても
コトモノはもちろん、見る人の目も
常にアップデートされています。
だからこそ、福岡の人に来て欲しいと
県外の方々も福岡に来る方をターゲットにしています。
私が昨年11月から通い始めた
福岡から90分の場所にある
長崎県松浦市の鷹島はコンビニもない漁師まち。
加工がなくてもこんな素敵な空と海が
毎日違う表情を見せてくれます。
明治元年創業の旅亭 吉乃やはその鷹島にあり、アドバイザーとして昨年秋から入られせていただいてます。
とんびの鳴き声が響き渡る鷹島の海を眺めてそびえ立つ旅亭 吉乃や。
もともとはお土産開発で入っていたのですが、お土産だけ突然作っても観光客が来るのかという疑問から
やはり、過ごす空間が落ち着かないとお土産を買う気持ちにならないと思い
一部レイアウト提案なども含めてアドバイザーで。
例えばBefore
after
▼before
▼After
明治元年創業だけあって懐かしい雰囲気。
でもご夫婦、ご家族、島の人たちと
ゆっくりアットホームな旅館です。
お店のお土産をつくることは
島のお土産をつくることになります。
島の人たちとの暮らし、文化にも触れなければと寒い寒い朝に
何度も仲良しの漁師の息子さんの漁船にも
早朝からついていき、漁の姿をみてきました。
日本屈指の漁業のまち鷹島は
とらふぐやマグロなどもトップレベルですが、
アジの水揚げ量日本一のまちです。
その日に獲れた鮮度抜群のアジやその他魚の中には流通に乗らない小さなお魚があります。
そんな小魚は美味しいにも関わらず、
流通に乗らないことで破棄されたり地域の人だけで消費してきました。
美味しいのにもったない、そんな気持ちから
小魚だからこそ食べてもらいたい
小魚だからこそできることはないかと考え
自然豊かなこの島で
島を照らす太陽のめぐみ、
磯の香り、塩を含んだ海風を活かした
天日干しをつくり干物にしました。
#小魚だからこそ骨まで美味しく食べられる
これが今回のお土産につながるのですが、
干物は冷蔵、冷凍のものが多く販売されています。
もっと島時間、宿時間をゆっくり堪能してほしいという思いから、
いつでもどこでも持ち運びができる
常温にしました。
優しい大将や女将さんがいつも
島のお父さん、お母さんのように良くしてくださり、当初は冷蔵、冷凍のままでした。
保冷剤なども入れてもらっても気になって
ゆっくり島を回れない。時間を忘れてゆっくり回りたい
だからこそ、鮮度、旨みをそのままとじこめた状態でお土産を作れないかと
試験を重ねて、作ったものが
常温の干物『鷹島の天日干し』です。
賞味期限も半年。
温めても美味しいのですが、
串に刺さっているのでそのままでいつでもどこでも食べることができます。
明治元年創業を活かして
ポップになりすぎず、老舗感を活かした筆文字は書道家さんへお願いし、
旅亭のアットホームさ、宿で作っているということがわかるうに上部は屋根のようなものにし宿の形にしました。
この鷹島の波を活かした波模様。
象形文字のようなモチーフはこの干物に使ってる小魚を。
可愛らしくも鷹島の魚のブランド同様、
格式ある品あるパッケージになっています。
天日干しなので天気に左右されること、
自然の恵まれものなので、お魚が穫れる日
獲れない日もあり大変ですが、イマこの秋晴れの日はなどにまとめてつくって、美味しいさそのまま保存できることが常温干物のいいところです。
この小魚がいきる道をつくることは
ただ吉乃やのお土産をつくったという結果ではなく
鷹島の海と生きる暮らしに触れるきっかけになってほしいものです。
島の漁業、鷹島全体の願いも込めて島が元気になり潤うこと、観光客にきてほしいと期待しています。
おかげさまで、完成してすぐいろいろな商談も含めて皆さまのお手にとっていただく場所が増えています。
吉乃やのお客様の多くをしめる
九州の中心部福岡での展開です。
【イベント&展示会】
■#福岡デザインアワード
とき:11月12日(火)-13日(水)
場所:JR九州ホール(博多駅)
▶︎ 弊社が新発売する常温の干物『鷹島の天日干し』初のお土産品が福岡デザインアワードにて最終審査に残っております。
審査も兼ねたこの2日間は商談会もございまして、一般の方もご入場いただけます。
■大丸福岡店初出店❗️
とき:11月13日(水)-30日(土)
場所:大丸福岡 B2階
▶︎太陽の恵みいっぱいに受けて塩のみでつくられた鷹島の天日干し、発売日からすぐに大丸の食品催事「発酵まつり」に出店決定✨✨
ぜひ、島の美味しいに触れてみてくださいね。
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