2017-2024 講師卒業
【名前は忘れられても、
人生で忘れられない時間にしたくて】
2017-2024年。
私は亡くなった祖父がいつも口うるさく言ってた通り、先生をしていました。
2017年講師をしはじめた一年、職員室からお呼び出しがかかりました。
「田部先生、言葉遣いにお気をつけください」
自分が職員室で怒られてました(笑)
今だから言えますが
当時、接客サービス講義をしたこともありません。(フードアナリスト講義で少ーししたくらい)経験もないです。
一発目の講義は、今の学校の治安からも考えられなくて、ゲーム機をいきなり机の上に出され、足は机の上の子も。
接客どころじゃないですね。
何を思って、その行動なのか。
怒るのではなく“向き合う”ということが
わからず私も同じ世代が使うような言葉遣いになってたんでしょうね(笑)
※いつもあこがれはドラマごくせんのヤンクミとGTOの鬼塚先生でした(笑)
その影響もあり?職員室から私にお叱りのお言葉だったようです。笑
“向き合う”とはなんなのか。
おじぎ?なに?なんのために?
まず、自分もワクワクしなかった学校が取り扱ってた接客サービスの教本を辞めてもらいました。
一年を通して講義のテーマは、
『いま、この時間、この場所にいる自分や人と向き合うために何ができるのか』
ある意味、いつも失敗ばかり、人にご迷惑をおかけしている私が自分に言い聞かせていた内容だったかもしれません。
私は大きな企業の社長でもないし、
特別な実績があるわけでもない。
運と縁で生きていると思っています。
学生時代は学校の講義がつまらなくて、
周りの頭の良い学生たちについていけず
我が道を貫いて行動しまくり
親にも心配をかけすぎました。
そんな、
私だからこそ共感できる部分もあるだろうと
“名前は忘れられても
誰かの人生に残る授業をしたい。”と決めて
おしゃべりが苦手な教え子達に
自信をつけて欲しくて
ラジオ番組をやってみたり
失恋して途中で泣き出す子がいたら
授業を突然切り替えて地域のお勉強だー!と昔からあるお店や場所にお散歩しにいったり
テレビに出ることが夢だという子がいたら
仕事の現場に連れていったり
お金がないから最近食べてない子がいたら
マーケティングだーと百貨店にリサーチがてらみんなが食べたいものを買いに行ったり
鮨を食べるマナーを勉強したあと鮨食べに行くぞー!!と鮨を食べに行ったり(回転鮨だけど笑)
コスパの悪い
はちゃめちゃな授業の仕方だったかもしれません。私の自己満足だったかもしれません。
※もちろん毎日ではないですし、
自作のスライドも毎回使ってました。
そんな私よりも優秀な学生たちには
たくさんのことを学ばせていただきました。
しかし、
コロナを境にオンラインでの講義もはじまり
なかなか等身大で向き合う講義ができなかったり仕事の兼ね合いもあり思う存分な準備もできず、
私自身この1.2年のモチベが変わってきてしまいました。
それでも、今年辞めることをインスタであげると7…6……年前の学生やそして今の学生からも、
お金には変えられない、大切な言葉たちをプレゼントしてもらいました。
社会人、主婦、起業を考えている子、
起業した子、
環境はそれぞれだけど
私との講義での思い出を語ってくれました。
エピソードは私と学生の宝物なので
自分の心の中にしまっておきますが
今度は私がレベルアップして、
いつかまた講師として戻れるよう、
頑張らなきゃと思った次第です。
何か特別なものを
教えられるわけではないけれど
1,000人のうちの1人でもその子の人生の中で何か変わるきっかけにお力添えできたらいいななんて挑んだ講師としての時間。
フード全ての専攻に加えて、
ウェディング専攻やペット専攻。
就活の特別講義などもさせていただき、
お金に変えられない、
私にとっても人生で忘られない
大切なひとときとなりました。
死ぬ前に自分が走馬灯のように
人生を振り返ることがあれば
教室の中で学生たちの笑ってる姿の景色が
きっと思い浮かぶんだろうなと思います。
2017年からの7年間、
お世話になりました。
ご協力いただいた方もありがとうございました。
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